アルプス縦走にあこがれて

(旧:風と自転車と私)最近、登山が記事のメインになってきたのでブログ名変えてみました。自転車の記事もたまにあげていくと思います。

達人達(たち)「竹内洋岳×篠宮龍三」を観ました

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少し前にNHK Eテレでやってたのを録っておいたので観ました。

達人達(たち)「竹内洋岳×篠宮龍三」

竹内洋岳さんは8000m峰14座全てに登頂した唯一の日本人。
篠宮龍三さんは水深115mに到達した世界屈指のフリーダイバー。
その二人の対談。興味深い話が聞けました。

昔は登山と言えば何十人もの登山隊を編成して物量にモノを言わせて登るのが普通だった。登山家もがっちりした体格の持ち主が多かった。それに比べ竹内洋岳さんは登山家とは思えないほど華奢な体をしている。登山で持って行くものは限られている。どんなに削ってもこれ以上は減らせない部分はある。それ以上に総重量を削りたい時に竹内さんはどうしたか。

<竹内洋岳さんの話>
(登山において)道具とか量を減らすのは限界にきている
そこで自分の体を削っていくしかない
自分の体を軽くして総重量を軽くしていくしかない
そうすればどこを削ったらいい?筋肉?それとも脂肪?
私にとっては両方ともできれば必要ない
不要な筋肉があればその分酸素もエネルギーも水分も使ってしまう。
必要ない筋肉はできればないほうがいいし…

 

そう語る竹内氏は、
プロ野球の始球式で十数球投げたところ、
翌日は箸が持てないほどの筋肉痛になったという。
それほどまでに不要な筋肉を付けないようにしているのだ。

 

昔は体を暖かく保つために
脂肪をつけた方がいいという考え方もあった。
脂肪があることで保温性がある。
脂肪があることでエネルギーとして蓄える事が出来る。
そういう考え方があった。
しかし今はより効率的にエネルギーに変わる食品がある。
さらに、非常に性能の高い保温素材のウェアがある。
そういうのを組み合わせる事で、脂肪さえも私は必要ない。
ー(篠宮龍三)次世代の登山という感じですね!

 また、フリーダイバーの篠宮さんの話からも興味ある話が聞けました。

<篠宮龍三さんの話>
アラフォーアスリートって何が大事かっていうと、
練習量によって結果を担保できなくなってくる。
体に疲れが蓄積されやすくなって来るし、
それによって故障もしやすくなってくる。
だからいかにに練習しないか。
いかに無駄なトレーニングをしないかということ。
ポイントを押さえて必要なものだけ、バシッと。
そのために頭の中で事前によーく考えて
シミュレーションしておいて、
それで無駄な疲れを残さない、という事ですよね。

どちらの話も自転車乗りに通ずるものがありそうです。