BRM1017和歌山200を走ってきました。
あらぎ島を撮ることが通過チェック2の条件でした。
初めてのブルベを完走して気を良くした私はそのままの勢いで和歌山200も申し込みました。まだ2つしか走ってない状態で言うのもなんですが、こっちはかなり鬼畜なコースでしたx_x。
コースは、和歌山マリーナシティを出発し生石(おいし)高原を登る(これが激坂)→いったん下ってごまさんスカイタワーまで延々と登る→龍神温泉あたりを通って下る→170kmを過ぎた辺りから「和歌山のラルプ・デュエズ」と言われる千葉山(せんばやま)のつづら折りをひたすら登る。と行った感じです。
今回は試走が出来ずぶっつけ本番だったので、いろんな情報に踊らされました。「かなり過酷なコースで半分以上はリタイヤするのでは」「約15km地点にあるコンビニを過ぎると150kmほどコンビニがない」そして前日になって「雨の予報がある」などなど。
雨に降られてはまずいので直前になって急遽、自転車用レインパンツを購入。レインジャケットはモンベルのゴアテックスのが欲しかったのですが予算苦しく、家にある登山用のものを持っていくことに。荷物が増えるのでフロントバックも購入。600でも走れるんちゃうかというほどの重装備になってしまいましたx_x(←情報に踊らされるその1)
さて今回はSORAさんの車に乗せてもらってスタート地点の和歌山マリーナシティまで来ました。これは大変助かりました。帰りは時間もバラバラだろうし輪行を覚悟していたのですがSORAさんは帰りも乗せていってくれるようです。これで気持ち的にも随分楽になりました。
私の周りで知ってる人の参加者はコンソメさん、林さん、写真には写ってないですが、SORAさん、原本さんです。原本さんは前回のブルベでもご一緒させてもらっています。
さて、8時になってから順々にスタート。13km地点のコンビニを最後に150kmほどコンビニがないと聞いていたので寄ることに。しかしそこでは誰も休憩せず。そりゃそうでしょう。コンビニなくても道の駅やら自販機はどこかにあるので13km程度で誰も休憩するはずもなく、結果的に時間ロスでしかなかったと思いますu_u(←情報に踊らされるその2)。
その後、生石高原への登りが始まります。7.4km・平均斜度9.4%で序盤からこれはかなりキツい登りです。参加案内には「序盤で脚を使い切ることもないのでよっぽどギア比の低い方以外は『押し』もありでしょう」と書いてあるぐらいです。私は、自転車から降りると今後のモチベーションが維持できないのでは、と思い、踏ん張りました。私は引き足をよく使うみたいで、これは背筋を痛めましたx_x。以後このハンデをずっと背負ってこのブルベを乗り切らなくてはならなくなりました。
頂上の通過ポイントではオダックス近畿の方が写真を撮ってくれて、しかも私のことを「かいちょう!」と呼んでくれました。ビックリしてると林さんの知り合いらしいです。
生石高原を下りあらぎ島でそれを背景に自分の自転車を撮ります。それが通過チェックとなります。その後ごまさんスカイタワーまで30kmぐらいは延々と登りが続きます。なんと過酷なコースなんでしょう(ToT)
通過チェック3。ここでもオダックス近畿の方に写真を撮ってもらい、しばらく自販機もないとのことで水の差し入れもあります。
ごまさんスカイタワーまでたどり着く頃には雲行きが怪しくなっている。ここからは50kmほど下り坂なので今までの分を取り戻さないと行けないのですが、サーッと雨が降ってくる。路面が濡れてアスファルトに水を打った時特有の匂いが立込める。仕方なくスピードは抑え気味で下っていくしかありません。しかもだんだん雨がひどくなってくるようなので仕方なくレインパンツも履きます。でもすぐに雨は止み、今度はだんだん蒸れてくるのでまた自転車を止めてレインパンツを脱ぐ。後から思うとこういった判断が時間ロスだったなあと。
龍游の通過チェックも過ぎ、千葉山に入る直前のPC1である弁天堂まで付く頃には日も落ちてだいぶ暗くってきました。
ここからはいよいよ千葉山です。ルートだけみてもすごいつづら折りです。
だいぶ上のほうまで上がって見下ろすと、幾重にも折り畳まれた道がみかん畑の合間に垣間見えてそれはもう圧巻です。私はもう日が落ちてしまってからの撮影で暗部を無理矢理トーンカーブで起こした画像なのでざらついてますが、まだ明るいうちに撮っている素晴らしい写真がきっとコンソメさんのブログにUPされるので期待しましょう(^^;。
下る頃にはすっかり日は落ちて、ライトを付けていても道がどうなってるのか全然分からない。道は狭く急なところもあって、私のティアグラのブレーキはあまり効かない。効かないからずっと力を入れっぱなしで握って二の腕が筋肉痛になりました。ブレーキキャリパーだけでもデュラエースに変えようと決心した瞬間です(笑)。
下り終わってからも道が分かりにく所があり、私においつて来た人が「付いていっていいですか?」と声をかけてきた。聞くとずっとコマ図だけでここまで走ってきたらしい。eTrex30に頼りっぱなしの私は逆に尊敬しました。
トンネルの手前で脇道に入らないと行けないところを分からずにそのままトンネルに入ってしまい道に迷いました。さっきのコマ図だけの人はどんどん進んでいく。100mほど引き返すが、ほかの自転車乗りに「なに逆走してんだ」という目で睨まれる(そりゃそうだ)。結局そのまま進むことにして正規コースと合流しことなきを得ました。でもこれも時間のロスです。
フィニッシュはマリーナシティに戻り建物の裏に回りエレベーターで3階まで上がり会議室に入ります。11時間45分で無事認定されました(ほっ)。何か食べますか?聞かれてたぬきそばとアーモンドチョコも3つほど頂きました。
ほかの方はどうかというと、リザルトみてみると、コンソメさん8時間55分、林さんは9時間26分(@_@!)。このお二方は速すぎです。SORAさんと原本さんは共に12時間52分で無事完走。聞くところによると二人でずっと他愛もない話をしながら走ってきたんだそうで、逆に余裕すら感じられます(尊敬☆彡)。私はしばらく車で寝てSORAさん達を待ち、原本さんと3人で和歌山ラーメンを食べました。
脚と背筋と二の腕と首筋が筋肉痛で、からだがボロボロです(^^;。でもまあ達成感はあります。
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