アルプス縦走にあこがれて

(旧:風と自転車と私)最近、登山が記事のメインになってきたのでブログ名変えてみました。自転車の記事もたまにあげていくと思います。

六甲山の下りは怖かった・・・[2017年ブルベBRM402神戸200]

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神戸のHATなぎさ公園を出発地とする神戸200のブルベを走ってきました。

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コースはこんな感じ。三木市とか亀岡市とかをぐるっと回ってきて最後に有馬→六甲山を登ります。六甲山は激坂で200キロの終盤でこんなところ登るの!?っていうほどの坂です。

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出発地でのブリーフィングです。今回はわたし大失敗をしました。ぶるべ装備では必須の反射ベストを忘れてきたのです・・・>_<。忘れたことに気づいたのが、輪行して出発地についてからですから、恐ろしい。「どうせ200キロでしょっ」てタカをくくってた気持ちが正直いいましてあったのかもしれない・・・。準備を始めたのが前の日の夕方からでバタバタしててだんだん焦ってきて睡眠時間も少なくなった、というのが原因です。段取り八分ですよ。本当に今回はそのことを思い知らされました。とにかく、失格でもいいところを、主催者のご好意で予備のものを貸していただくことになりました。本当に申し訳ないですm(_ _)m。

さて、三木市→篠山市→亀岡市とぐるっと回ってきます。ペース的にはだいぶ遅かったですが、チェックポイントを通過するたびに30分ぐらいずつ時間の貯金が増えていき、有馬温泉あたりまでくると2時間程度の貯金がありました。ここまでこの時間で来れればあとは特に問題なく認定を受けれそうです。

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しかし!ここからが六甲山の激坂です。車ででも登ったことある人ならわかると思いますが、地面がずっとナナメなんですよ!ちょっとしたしんどい坂道なら10km/hぐらいでなんとか登れるものなんですが、ここの坂ではサイコンは6km/hをさしてました。それがしばらく、何キロか続く。しんどすぎて、まだあんの?死ぬわ!とかいう独り言をつぶやきながら登ってました。

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それでも進んでればいつかは着くもので頂上の一軒茶屋の石を写真に撮るというミッションを終えました。山頂付近はまだ雪が残っていて、明らかに気温も違い、寒かったです。あとはほとんど下るだけ・・・。その下りが私にはもっともっと大問題だったんです。

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ブレーキが効かない。

ものすごく急な下りのつづらおりで、思うようにブレーキが効いてくれずものすごい怖い思いをしました。たまらず一旦降ります。 もう一回乗ってみますがやはりブレーキが思うように効いてくれない。たまらずまだスピードがあがらない状態でわざと転倒して止めます(幸い冬ビブのお尻が軽く擦りむいただけで済んだ。我ながらうまく転倒した(^^;)。

そこからは頭をぐるぐる悩ませて、、、あと15キロぐらいある、、、このまま歩いて下ると時速5キロぐらい、、、いま18時半なので1時間なり1時間半歩けば5キロなり7キロなり稼げる、、、その頃には下りも緩やかになって自転車に乗れるだろう、、、そうすればなんとか時間内(20時半)に戻れて認定は取れるのでは無いか。

ここで派手に転倒して無事では済まなくなるよりは、時間ギリギリでも認定とるほうに賭けます。六甲山の下りは歩く。という決断。

とはいえ六甲山の急な下りをビンディングシューズで下るのはどれだけきついことか。今まで200キロ弱走ってきた疲れもある。ビンディングシューズだから歩きにくく変なところの筋肉が痛い。次から次へとブルベライダーが抜かしていく。とぼとぼ歩いてる私をみて「あれ?」と思ったことだろう。おまけに上記のような試算をしたが下り坂がどれだけ続くかわからん。いろんな意味で歩くのも賭けでした。それに・・・反射ベスト返さないといけない。借りるとき、必ず返しますと約束して出てきたし。

どのぐらい歩いたのか、、、19時半ぐらいには市街地に無事降り立ち、そろそろ乗っても良さそうだとなりました。市街地ではブレーキは効きづらいとはいえ問題ないレベルです。20時にはスタート地点に戻り、無事13時間00分で認定。反射ベストもお返しすることができました。本当に主催者の方にはなんとお礼を言っていいのやら。ただ、疲労は極限まで達していて吐き気しました(^_^;)。

さて、ブレーキですが、前の日に念入りにブレーキの手入れをしたのですが、その際にキャリパーとブレーキの間の六角をもっときつく締めなければならなかったみたいで、あとで見たら、片側に寄ってることがわかりました。片効き状態ですね。あと、六甲山の頂上付近はまだ雪が残っていて道路が濡れていたこと、あとはホイールが重いっちゃあ重いのでそんなのも影響した。

そして一番の原因が、私の下り坂の苦手意識でしょうね。急なつづら折りの下りはほんと苦手で、十三峠を下るのもこわいです。でもメンテナンス不備と機材面での不利を克服したら、もう言い訳はできないですから、その時には「急な九十九折を下る練習」もちゃんとしたいと思います。

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今回も一応走行距離をさらしておくと、202キロですね。ただね、今回は六甲山の山頂付近でちょっとだけこのサイコン、フリーズしてた。しかも8キロぐらい?歩いてたしね。今回は色々と恥ずかしい思いも情けない思いもしましたよ。。。まあそれでも認定とったということで。