アルプス縦走にあこがれて

(旧:風と自転車と私)最近、登山が記事のメインになってきたのでブログ名変えてみました。自転車の記事もたまにあげていくと思います。

逆風、フェリーによるタイムロス、そして未知の領域へ[ブルベBRM128枚方300渦潮]

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今回はBRM128枚方300を走ってきました。

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枚方をスタートして、有馬から六甲北をまわって淡路島一周して往復します。

明石からの淡路島への上陸はジェノバラインというフェリーに乗ります。フェリーは自転車積載が限られているのでブルベ参加者が大挙して押し寄せたら積み残しが起こります。それで万一待ちぼうけをくらうと制限時間内の走行に影響があるやもしれません。ブリーフィンでそんな説明があって、本当にどうなるのかわからない状況です。でもとにかく走ってみるしかありません。また、この日は北風が吹く予想がありので淡路島で折り返した時に向かい風になることが予想されます。そして、わたし300キロも走ったことがないんですね、300キロ走ると体はどうなるのか全く未知数です・・・。

この日の知り合いの参加者はひろさんです。ひろさんはSRも達成したことがある剛脚でとにかくわたしは頭が上がりません。

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とにかく出発します。PC1までは有馬温泉の山越えがある53キロほどの行程。スタートでモタモタしていたらひろさんとはぐれしかも最後尾につきます。そして朝はトイレが近いみたいで2回もトイレ休憩をとります。自転車乗ってて止まるということは結構な時間ロスですx_x。山越えは前回のブルベで覚えた「休むダンシング」を多用して切り抜けます。

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到着したコンビニではおにぎりと、秘蔵のメイタンサイクルチャージで補給。

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PC2までは明石までを下り、ジェノバラインで淡路島に上陸してからはファミマサンピアマリーナ店までむかいます。気になるフェリーですが、9時20分ごろ到着したら9時30分出発だというので急いで切符を買って並びます。気になる積み残しはなく、ブルベ参加者は結構ばらけている感じでした。ほっ。フェリー内でみかんとおにぎりで補給。

淡路島に上陸してからはなんとなくトレインが出来てしまいます^^;。ずっと平坦だしここは少し楽できました。PC2到着時点で11時12分、約1時間半の貯金があります。ここで早めのお昼ご飯を取ることにします。先週のブルベではお昼にミートソーススパゲッテイを食べて、そのひき肉が良くなかったのか、直後のパフォーマンスがドンッと落ちたような気がします。やはりお肉系が入ってるとダメなのかなあと考えて、明太子スパゲッテイを食べます。後々のためにおにぎりを2つ買いだめしておきます。

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PC2から次のチェック地点・道の駅うずしおまでは登りが3〜4箇所ありやっかいです。いつもの貧脚同盟のアワイチでは2回は入る休憩ですが、今回はわたし一人やしノンストップで道の駅うずしおまで。

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道の駅うずしおはコンビニではないチェック地点なので何が売っているのかわかりません。みるとあわじ島バーガーとかうずしおレストランとかめちゃ美味しそう・・・。今日は今日は時間に追われているし効果的な補給も考えないといけないので、オニオンソフトクリームにしておきます。あと、先のことを考えて(この先60キロノンストップ走行の予定)おにぎりと秘蔵のメイタンサイクルチャージもお腹に入れておきます。

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PC3からPC4にかけてはなんと90キロもあります(フェリー移動分を差し引き)。このコースって300キロもあるのにチェック地点が4箇所しかないんですね、なんと効率のいい合理的なコース設計やろ・・・って感心しますが、出来るだけチェック地点以外で止まりたくない私のような人は逆に悩みます(^^;。しかし90キロとはいえ間にフェリーに乗るので、ここは強制的な休憩に等しい。そうすると60キロをノンストップで走り抜ければいい、ということになります。ここの区間で相当体力が削られました。延々と60キロ走るのはやはりしんどいし、予想してたように向かい風があるし、お尻がだんだん痛くなってくる。お尻の当たりを変えようと下ハンを積極的に使い、また、「休むダンシング」もちょっとの坂道でも使うようにしていきます。それでも17時には間に合わず、17時08分ぐらいになってしまい、フェリー乗り場に到着してブルベ参加者にすぐに「次の船は?」聞くと17時20分だとのこと。出たばっかりではなく少し安心しました。この船でやっとひろさんに追いつきます。

船の中では慌ただしく補給と身支度。みかん、おにぎり、秘蔵のメイタンサイクルチャージ(これが最後)で補給し、夕方以降の寒さに備えて足先のカイロを張り替え、ウインドブレーカーを着ます。

船を降りるともうだいぶ暗くなってライトONです。何も言わずひろさんが先導してくれます。しかも登りで遅い私に合わせてくれます(なんとも申し訳ないm(_ _)m)。PC4に着いたのが19時20分ごろです。200キロを超えもう喋るのもしんどいぐらいになってきた。PC4ではバナナで補給を考えていたが売り切れててしょうがなくバウムクーヘンを買う。ブルベ参加者が1人、朝にレシートを誤ってここで捨ててしまったと言って、必死になってゴミ箱あさりをしていた。

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PC4からフィニッシュまでは54キロほどでまだもうちょっと登りがあって、その後真っ暗な有馬街道を下ります。まだ54キロもあるのか・・・。そろそろ体力に限界がきました。本当にひろさんについていけず申し訳ないので「先行ってください」と言ってるのにスピード合わせて先導してくれる。真っ暗な有馬街道の下りが怖かったが少し前にひろさんが走っているのでかなり安心できました。

それでももう体力は限界を超えてて、寒いし身体中痛いし、吐くかもとか、このままぶっ倒れて死んでしまうとか、そんなことばっかり考えて走っていました。それでもペダルを回してたら確実に前に進むもので、ほとんどひろさんの先導で最終チェックの枚方のガストに無事到着しました。17時間30分で認定です^^v。

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認定もらうとメダルを購入することができます。300キロ制覇は初めてなのでメダルを購入しました。

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 わたしのコースどりを支えてくれたeTrex30ですが、朝、枚方に自走する時から電源を入れてたんですね。300ではさすがにどこかで電池が切れるだろうと思ってて、電池が切れたらその時に替えればいいや、と思って、覚悟して待っていたのですが、このブルベで電池が切れることがなかったんです。19時間持ったことになります(しかもバックライト常時オンでした)。電池は単三のエネループみたいなやつ2本です。途中で落ちるとかいった変なトラブルもなく、ブルベで使えるGPSナビをお探しでしたらeTrexをお勧めします(現行はeTrex30x)。

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ちなみに淡路島一周ですが、9時50分ごろ上陸、一周して戻ってきたのが17時10分ごろなので7時間20分で一周してます。これはわたし何度もアワイチやってますが最速ですね☆彡。ただこれをやろうとすると、今回みたいに休憩を2箇所だけにするとか、補給を後のパフォーマンスに影響を与えないものにするとか、そういうことを考えなければなりません。それって楽しい?って聞かれると私は疑問なんですね。せっかく淡路島に来たから絶品とんかつとか淡路島バーガーとか道の駅のうまいもんとか食べたいし、そうやって時間かかってライトONになるのもいい思い出になるかと思うのですが。今回はブルベなので、ガチでパフォーマンス優先で走ってやっとそう思えるようになりました。

今回のブルベでもたくさんの人にお世話になりました。応援してくれた人、後半ほぼ先導してくれたひろさん、オダックスの方々その他たくさんのひとに支えられましたm(_ _)m。あまり写真が撮れなくて文章中心になりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。

   

※「30x英語版並行輸入品」は自分で日本語化&地図導入が必要です。「30x英語版 日本語化済み&日本語の日本地図」は英語版を日本語化したものです。「30xJ」は純正の日本版で、衛星みちびきも捕捉しています。

 

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